《西伊豆木負》 1937(昭和 12)年 6 月 渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水 旅と郷愁の風景
八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)にて、「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」を2024年4月5日(金)より6月2日(日)まで開催いたします。大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(1883-1957〔明治16-昭和32〕年)。本展では、季節や天候、時の移ろいを豊かに表現し「旅情詩人」とも呼ばれた川瀬巴水の画家としての生涯を、初期から晩年までの代表的な作品とともに紹介します。まとめて観る機会の少ない連作(シリーズ)も含め150点あまりを展示し、叙情的な巴水の世界へと誘います。
展覧会概要
大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(1883-1957〔明治16-昭和32〕年)。近代化の波が押し寄せ、街や風景がめまぐるしく変貌していく時代に、巴水は日本の原風景を求めて全国を旅し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を描きました。巴水とともに木版画制作の道を歩んだのが、新時代の木版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎(現・渡邊木版美術画舗初代)や彫師、摺師といった職人たちです。四者は一体となって協業し、伝統技術を継承しながらもより高度な技術の活用を求めました。
そして新たな色彩や表現に挑み続け、「新版画」を牽引する存在として人気を博します。
本展では、季節や天候、時の移ろいを豊かに表現し「旅情詩人」とも呼ばれた川瀬巴水の画家としての生涯を、初期から晩年までの代表的な作品とともに紹介します。まとめて観る機会の少ない連作(シリーズ)も含め150点あまりを展示し、叙情的な巴水の世界へと誘います。
《月嶋の渡舟場》東京十二ヶ月
1921(大正10)年10月 渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水(かわせ-はすい 1883~1957年)
1883(明治16)年 東京市芝区(現在の港区)に生れる。本名は文治郎。
1910(明治43)年 27歳で日本画家の鏑木清方に入門。「巴水」の画名を与えられる。
1918(大正7)年 35歳のときに、伊東深水の木版画『近江八景』に影響を受け、木版画家に転向。
1957(昭和32)年 74歳で逝去。
《増上寺之雪》 1953(昭和28)年
渡邊木版美術画舗蔵
開催概要
展覧会名
川瀬巴水 旅と郷愁の風景
会期
2024年4月5日(金)〜2024年6月2日(日)
※ 会期中の展示替えなし
休館日
2024年4月5日(金)〜2024年6月2日(日)
※ 会期中の展示替えなし
開館時間
10:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般900円 学生・65歳以上450円 中学生以下無料