人口300人、周囲8kmの小さな離島「利島(としま)」にある利島農業協同組合(代表理事組合長:柴田敦史)は、椿油の原料となる椿種子の豊作を祈念し、2022年4月1日(金)にオーガニック椿油”神代椿-金-”の大容量ボトル(400ml)を数量限定で販売開始致します。
利島は、化学肥料や化学農薬を使用せず環境に配慮した有機栽培を行う日本有数の椿産地。日本古来の品種である藪椿(ヤブツバキ)種子を100%使用したオーガニックオイルを生産し、その生産量は全国1位2位を誇ります。
江戸時代から250年以上続く利島の椿産業は、現在生産農家さんの高齢化や後継者不足、自然災害、椿の生態による収穫量の減少などの課題を抱え、「今後いかにして産業を継承していくか」という大きな転換期を迎えています。
こうした背景の中、今シーズンは椿種子の豊作を迎えることができたため、利島農業協同組合は「利島の椿産業を未来へ繋ぐ」想いを込めた大容量ボトルを新製品として企画。有機栽培でつくられた利島産椿油を広く知ってもらい、製品を購入いただくことで農家さんへ還元し、利島の椿産業を未来へ繋げていくための一つの取り組みとして本製品の販売を行います。
・「利島」(としま)とは?
利島は伊豆諸島に属し、東京から南に約140km離れた場所に位置します。伊豆諸島の中では伊豆大島に次いで本土から近い離島ですが、偏西風による冬場の船の就航率の低さから「近くて遠い秘島」と呼ばれています。
人口300人、周囲8km、面積4.12平方キロメートル。スーパーもコンビニも信号機も交通機関もない小さな離島で、島面積の8割を占める20万本もの椿の木が栽培されているのが利島の大きな特徴です。
利島では化学肥料や化学農薬を使用せず、環境に配慮した椿栽培を行っています。椿の一般的な収穫方法である”もぎり採り”ではなく、実が熟れて爆ぜるまで待ち、自然に落ちた完熟種子のみを収穫。一粒一粒丁寧に手で拾い、人の目で何度も選別された厳選素材のみを使用しています。
・利島の椿産業の現状
利島の椿産業の歴史は長く、江戸時代から250年以上も続く伝統的な産業へと成長しました。島全体で40軒の農家さんが椿林の管理・収穫を行っており、”農業”として椿栽培を行っている全国的に見ても珍しい特色があります。
しかし椿は年によって豊作・凶作を不定期に繰り返す生態のため、毎年生産できる椿油の量が変動し、安定した生産高を確保することが大変難しい産業でもあります。さらに、生産農家の高齢化(現在平均年齢70歳)や後継者不足などの課題もあり、利島の椿産業は今まさに過渡期を迎えようとしています。
代々受け継がれてきた”利島の椿”と”利島の椿産業”を守るため、利島農協協同組合では椿農家さんのサポートや椿山の管理、機械の導入、苗の品種改良、島外へのPRなど、持続可能な椿産業の実現に取り組み、生産農家さんへの還元・お客様への安定した椿油の提供ができるよう日々努めております。
・神代椿(かみよつばき)について
現在、利島産椿油として「神代椿-金-(かみよつばき-きん-)」の50mlサイズを製品化しておりますが、今シーズンは特に豊作となったため、豊作を祝う意味と、利島の椿産業を未来へ繋げていく祈念の意味を込め、利島農業協同組合は大容量ボトルを企画し、製品化を行いました。たっぷり使える大容量ボトルは、利島の椿油愛用者から待望の声も上がっており、この豊作を機会にようやく製品化へと結びつけることができました。
・神代椿(かみよつばき)の使い方
日本古来の品種である利島の藪椿(ヤブツバキ)種子を100%使用したオーガニックオイルは、トロッとした質感で、ほんのりナッツのような香りがするのが特徴。髪のダメージケア、つや出し、トリートメント、頭皮ケアにお使いいただけます。また、人間の皮脂と同じオレイン酸を86%含むため、肌なじみが良くスキンケアやボディケアなど肌の保湿にもおすすめです。
◎使用方法詳細はこちら
・商品概要・購入方法
商品概要
【商 品 名】 神代椿-金- 大容量ボトル
【内 容 量】 400ml
【販売価格】 9,500円(税込・送料別)
【成 分】 ツバキ種子油100%(東京都利島産)
【用 途】 肌や髪、全身のお手入れに。食用にもお使いいただけます。
【添 加 物】 なし
購入方法
利島農業協同組合が運営するECサイト【神代椿オンラインストア】にてご購入いただけます。
(4月1日に本製品ページ公開)