幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻
町田市立国際版画美術館(東京都町田市原町田4-28-1)にて、「幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻」を2024年6月1日(土)から9月1日(日)まで開催いたします。ときに鏡にたとえられる版画は、作者の夢想と見る者の願望を如実に写しだします。版面/紙面の不可思議なモチーフや奇妙なフォルムは想像力を否応なく刺激し、見慣れた現実をも幻想の世界に変容させる版画家たちの精神と手業は既成の概念を揺り動かし、私たちを別の世界へといざなうかのようです。本展では企画協力に美術評論家の相馬俊樹氏をむかえ、幻想の力によって〈アナムネシス(記憶回復)〉を喚起する作品を、当館収蔵品から150点ほど紹介します。
展覧会概要
ときに鏡にたとえられる版画は、作者の夢想と見る者の願望を如実に写しだします。版面/紙面の不可思議なモチーフや奇妙なフォルムは想像力を否応なく刺激し、見慣れた現実をも幻想の世界に変容させる版画家たちの精神と手業は既成の概念を揺り動かし、私たちを別の世界へといざなうかのようです。
独自の世界をさまよう〈フラヌール(遊歩者)〉ともいうべき版画家たちの作品は、過去や私たちの内に眠る原初的な記憶を呼び起こしながら現実世界の可能性、すなわち未来の姿をも浮かび上がらせる力を内奥に秘めているといえるのです。
本展では企画協力に美術評論家の相馬俊樹氏をむかえ、幻想の力によって〈アナムネシス(記憶回復)〉を喚起する作品を、当館収蔵品から150点ほど紹介します。版画/鏡を覗きこみながら作品のあいだを遊歩するうちにおのずと取り込まれる世界は、「夢幻」と「現実」、「作品」と「私たち」、そして「芸術のための芸術」と「生のための芸術」などの境界がとけあう場となることでしょう。
清原啓子《孤島》1987年、エッチング
町田市立国際版画美術館蔵
みどころ
1.幻獣から身近な自然まで多様なテーマの幻想作品を展示!
2.超自然的なものから人間の奥に潜むものまで幻想が生み出す様々な「力」を紹介!
3.作品の幻想世界と私たちの想像力が共鳴する創造的な鑑賞を体験できる好機(チャンス)!
加藤清美《悲しみの島V》1997年、エッチング、アクアチント
町田市立国際版画美術館蔵
開催概要
展覧会名
幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻
会期
2024年6月1日(土)〜2024年9月1日(日)
休館日
月曜日
※7月15日(月・祝)、8月12日(月・振休)は開館、7月16日(火)、8月13日(火)は休館
開館時間
平日:10:00~17:00
土・日・祝日:10:00~17:30 ※入場は閉館30分前まで
観覧料
一般:800(600)円 大学・高校生:400(300)円
※中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
※初日6月1日(土)は入場無料
※会期中の第四水曜日のシルバーデー(6月26日、7月24日、8月28日)は65歳以上の方の入場無料
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
※リピーター割引、ウェブクーポン割引ほか各種割引を実施(※詳細は当館Webサイトに掲載予定)