光も闇も引き連れて
絵筆に灯る 想像と空想
絵本『Michi』『の』『怪物園』のjunaida
400点超の原画 問いかける 小さな物語
『Michi』『の』『怪物園』『街どろぼう』(すべて福音館書店)『EDNE』(白泉社)など、近年出版した絵本がいずれも話題の画家、 junaida(ジュナイダ、1978-)。ヨーロッパを思わせる謎めいた世界に、細密に描きこまれた人物や背景。鮮やかな色彩の中に、明るさと闇が共存する不思議な世界観が大きな注目を集めています。
このたび、たゆまぬ冒険を続けるjunaida初の大規模個展「IMAGINARIUM」巡回展を新潟県立万代島美術館で開催します。赤や金に彩られた異世界に、絵本原画や一枚絵として描かれた400点超の作品を展示します。本展のために描き下ろした作品にも出会いながら、空想世界の全貌をお楽しみください。
展覧会図録をはじめ、オリジナルのミュージアムグッズを多数販売します。広報物や図録のデザインは、『の』『怪物園』などのブックデザインを手掛けるコズフィッシュが担当します。
作家紹介
junaida(ジュナイダ)
画家。1978年生まれ。『HOME』(サンリード)でボローニャ国際絵本原画展2015入選、『Michi』『怪物園』(福音館書店)で造本装幀コンクール<児童書・絵本部門>受賞、『怪物園』でIBBY<ピーター・パン賞>受賞など、国内外で高い評価を受ける。近年は絵本の創作を中心に、その活動の幅を広げている。
展覧会の見どころ
1.展覧会のための描き下ろし作品を展示
初の大規模個展に際して、junaidaが三連画の新作「IMAGINARIUM」を描き下ろしました。3点それぞれがjunaida作品の根底にある要素を象徴しています。タイトルの「IMAGINARIUM」は、「イマジネーション」の「IMAGINE」と「プラネタリウム」などの語尾「-ARIUM」をミックスしたもの。展覧会は鑑賞者の想像、体験によって、自由に変容する場所となるでしょう。
2. 2006年から近作まで、400点を超える原画を展示
展覧会では数々の絵本原画だけではなく、初期作品『TRAINとRAINとRAINBOW』(Hedgehog Books、2011)や三越のクリスマスディスプレイのために描いた作品『HOME』(サンリード、2013)、ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』をオマージュした『EDNE』、画集『UNDARKNESS』 (Hedgehog Books、2021)、宮沢賢治へのオマージュ「IHATOVO」シリーズ、伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社、2020)の装画など、2006年から近作まで400点以上の原画を紹介。建築家・張替那麻(Harikae)がデザインした空間に展示します。
3. 怪物園の巨大アニメーション
絵本『怪物園』の怪物たちが、巨大なアニメーションとなって、来場者と一緒に行進します。監督は映像作家の新井風愉が担当。動く怪物たちをお楽しみください。

👉『怪物園』原画(福音館書店、2020)©︎junaida
開催概要
展覧会名 | junaida展「IMAGINARIUM」 |
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会期 | 2025年4月19日(土)〜 2025年6月22日(日) |
会場 | 新潟県立万代島美術館 |
住所 | 〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島5-1 Google Map |
時間 | 10:00~18:00 (観覧券の販売は17:30まで) |
休館日 | 4月21日(月)、5月12日(月)、 26日(月)、6月9日(月) |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円)/ 大高生 1,200円(1,000円)/ 中学生以下無料 前売券 [一般のみ] 1,300円 ※( )内は有料20名様以上 の団体料金。 ※障害者手帳をお持ちの方は 観覧料免除。 |
TEL | 025-290-6655 |
主催 | 新潟県立万代島美術館、 UX新潟テレビ21、 junaida展新潟実行委員会 |
企画協力 | ブルーシープ株式会社 |
協力 | 新潟県立美術館友の会 |
後援 | 新潟県教育委員会、 新潟市教育委員会 |
作品紹介
公式サイト:
https://banbi.pref.niigata.lg.jp/
Instagram:
https://www.instagram.com/niigata_banbi/
X(旧Twitter):
https://x.com/niigata_banbi