”ディープな”フランスを知る
フランス北西部に位置するブルターニュ、豊かな自然と独自の文化を持つこの〈辺境の地〉は、19世紀のフランスにおいて、ある種の「内なる異世界」として、エキゾティシズムに満ちた眼差しの下に見出されてきました。ゴーギャンやポン=タヴァン派の画家たちが集い、総合主義が生まれたフランス近代絵画史上の重要な地として知られています。しかし彼らの前後の時期にも、ブルターニュの豊かな自然風土とそこに生きる人々の姿に魅了された画家たちは数多くいました。本展では、およそ1世紀のあいだにさまざまな様式で描き出されたブルターニュの姿をご紹介いたします。
フランス、カンペール美術館から一挙来日!
1872年に開館した歴史あるカンペール美術館は、ブルターニュに関連する絵画を多数所蔵していることで知られ、その充実度はフランス随一を誇ります。フランスから遥々来日した珠玉のコレクションをお見逃しなく。
モーリス・ドニ
《フォルグットのパルドン祭》
1930年 油彩/カンヴァス
カンベール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper,France
ポール・セリュジエ
《さようなら、ゴーギャン》
1906年 油彩/カンヴァス
カンベール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper,France
アンリ・モレ
《ポン=タヴァンの風景》
1888-89年 油彩/カンヴァス
カンベール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper,France
公式ホームページ:https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2022/bretagne2023/
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