フェアトレード専門ブランドの「ピープルツリー」は、今回で8シーズン目となる英国のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)とのコラボレーション 2021年 春夏コレクションの新商品を3月5日からピープルツリー直営店(東京・自由が丘、立川)、オンラインショップ、全国のお取扱い店にて販売開始しました。
今シーズンは、V&Aが所蔵する4種類の花柄のテキスタイルやドレスをもとにした、春夏らしい明るい印象の華やかなアイテムが揃いました。
「アナヤ」は18世紀のインドでつくられた豪華な刺繍のテキスタイル、「ネハ」は19世紀半ばにデザインされた繊細で小さな花のディテールのペイズリーが元になっています。インドの伝統的な花柄とヨーロッパとの美意識の融合、何世紀にもわたる人気を物語る2つのテキスタイルからインスピーレションを得ています。
■18世紀のインドでつくられた美しいテキスタイル「アナヤ」柄
「アナヤ」は、V&Aのアジア・コレクションに収蔵されている豪華な刺繍のテキスタイルからインスピレーションを得ています。インド北西部のグジャラートで輸出用につくられ、ヨーロッパとインドの美意識を融合した素晴らしさがあります。18世紀に繊細な刺繍で描かれたディティールをエレガントでニュートラルな色調でプリントすることで、モダンで洗練された印象に生まれ変わりました。
素材はオーガニックコットン100%のサテン地を使用しています。ハリ感がある素材で、サラリとした肌触りが心地よいシリーズ。こちらの柄でシャツブラウス、ワンピース、スカートをご用意しました。
■繊細な花のディティールのペイズリーモチーフ「ネハ」柄
V&Aのテキスタイルコレクションに収蔵されたコットンドレスの生地サンプルにインスピレーションを得たデザインです。
小さな花のディティールで描かれているこのユニークなペイズリーのモチーフは、19世紀半ばにヨーロッパでペイズリーがプリント柄として人気が高まってきていた時にデザインされました。いまも愛され続けるモチーフが新鮮なカラーで再現されました。
このシリーズは「テンセル(TM)」リヨセル繊維100%のツイル地を使用しています。テンセル(TM)とは完全なリサイクルシステムのもとで持続可能な原料でつくられるエコな繊維。肌触りが滑らかで、ほどよい艶があり極上の着心地です。こちらの柄で、ワンピース2型とブラウスをご用意しました。
ブロックプリントのふた柄は、16世紀のオスマン帝国の美しい曲線で描かれたチューリップ「ターキッシュ・チューリップ」と20世紀初頭の野の草花を描いた色鮮やかなファブリックからインスピレーションを得た「デイジー・メドウ」。こちらはスカーフやポーチ、ハンカチなどの小物もご用意しています。
どのシリーズも、V&Aに収蔵されている鮮やかな花柄をもとにオリジナルが持つエッセンスを大切にしながら、美しくデザインされ、ピープルツリーらしい手仕事でガーメンツや小物雑貨に生まれ変わりました。
■取扱い店舗
ピープルツリー自由が丘店( https://twitter.com/PT_Jiyugaoka )
ピープルツリー立川高島屋S.C.店( https://twitter.com/pt_tachikawa )
■Victoria and Albert Museum (V&Aヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)とは
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)は世界有数のアート、デザインとパフォーマンスのミュージアムです。1852年に芸術を身近なものとするためにヴィクトリア女王即位中にロンドンに創立されました。現在ではデザインを通して生活を豊かにすることを使命として、想像力をかきたて、新発見や学習ができる場所となっています。145あるギャラリーにはテキスタイル、陶磁器、彫刻や写真などの装飾美術が展示されています。
■フェアトレードが創る未来
おしゃれな服、かわいい雑貨、おいしい食べ物。日々の暮らしを楽しみながら、世界をちょっと良くすることができる、そんなライフスタイルを提案するために、1991年にピープルツリーはスタートしました。
フェアトレードやオーガニックを選択することは、SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」に掲げられたグローバル目標を達成するための具体的なアクションです。
ピープルツリーはインドやバングラデシュ、ネパールなどの小さな生産者グループで働く人びとをフェアトレードで応援します。フェアトレードの仕事は社会的、経済的に立場の弱い人びとの自立を支え、環境に配慮したものづくりは地域の暮らしを守ります。